TI83+のヘッドホンジャック(リンクポート)を換装

改造前のリンクポートは2.5mmのミニジャックです。この径は手持ち部品もなく、扱いづらいので3.5mmに換装することにしました。

バラしてみるとこんな感じです。筐体側を加工すれば何とかできる範囲だと判断しました。

手持ちの筐体用の3.5mmフォンジャックを無理やりつけました。パターン上への表面実装ですが、ある程度強度が出る様に試行錯誤しました。これ以上の強度は筐体側でネジ止めする部分に期待です。

加工後、上というか前から見たところ。ネジの力に頼っています。

下から見たところ。目見当&現物合わせで削ったのですが、ちょっと削り過ぎ?強度は問題なさそうなのでこれで使っています。

WSXのFDDレストアとメモリ増設

程よいスペックのWSX(だぶえす)あたりが好き、というかこれは思い入れのめっちゃある機種。ところが久々にWSX出したらドライブベルトが死んでました…

初心者向けにMSX2+勧めてきましたが、Panasonic機だとディスクドライブのレストアが思ったよりキツかったです。手に入れやすいドライブベルトの代用品だとうまく合わなくて。

試行錯誤1 ダイソーのヘアバンド

ダイソーのヘアバンドでドライブベルトの代わりにしたというブログを見かけたのでまず試してみました。結論からいくとウチの個体ではダメ。かなり伸びるので力がかかり切らずに滑ってます。運がいいと読めますが、Disk offlineが出まくっていて実用レベルではありませんでした。

試行錯誤2 千石電商のドライブベルト

千石で売ってるベルトに合うものがあるという情報を聞きつけ、MSX仲間のユーザーさんが買い物に行くついでにお願いして買ってもらった。φ55の平ベルト、幅5mm。しかし、これも滑ったりでうまく合わず。

A1ST用純正ドライブベルト

はるか昔にこれも別のユーザーさんから譲ってもらった純正モノ。STをレストアしたが、予備分があまってたのでドライブベルトを流用。

経年劣化してたせいもあり、ちょい伸ばして入れたらいい感じに。そしてプーリーが軸からすっぽ抜けたので内側から軸押さえてはめ直し。緩かったのに気づかなかったのか…ズレて噛み込むこともなくなってようやく復活。

内蔵メモリ256k化

WSXはマッパー積んでても64kしかないので、実質積んでないのと同じじゃん…今どきの使い方するにはWSXでも役不足。いろいろ手を入れねば…ということで。

メモリ64kのZ80機で「メモリ少ない」はとても贅沢ということは分かっているのですが、実際のところ2+以降のMSXではマッパーメモリ増やしてないとキツいツール類が多いです。ゲームをする用途であれば、WSXはturboR専用ゲーム以外ほぼ全て動く(MSX1用のROMゲームは動作が怪しいものがちらほら)ので最強クラスであることには間違いないのですが。

自分は音楽系ツールなどをWSXでゴリゴリ使いたかったため、この手順参照して改造実施しました。

WSXのメモリ増設(256k or 512k)

公開してくれた作者様には感謝の嵐ですよね。512kはMSX-Engineの足を浮かせるところが大変ですが、(はんだごてに慣れていれば)256kはとても簡単でした^_^

256kのメモリモジュール自作

昔の30ピンSimmはMSX用マッパーメモリ増設に使えます。自分の理解度も上がってきたので、そろそろいくつも余っているSIMMを有効利用。MSX用としてはほどほどの容量のDRAMが結構な数になってしまっていました。

Simmから外すという手間、そして形状にも問題がありましたが、SOJメモリの再利用をちまちまと。こういう変換モジュールが要ります。職人技で手作りです。

WSXの256kメモリ増設できました。容量間違えてかなり大きかったRAMですが、辻褄合わせで最上位ビットをVssに落として解決。

問題は、キーボード付けるとケースに収まらないこと。やはり単体のメモリチップに交換です…orz

内蔵メモリ512k化

結局は単体のメモリを再調達しました。

手元の部品が減りません。せっかく作った256kメモリモジュールはそのままお蔵入りです。

WSXにメモリ増設して512k。外したメモリはVDPにまわしてこちらは192k。

とりあえず現状自分でできるメモリMAXのWSXができました!